ホーム > 建設技術研究開発助成

建設技術研究開発助成

研究成果

平成29年度建設技術研究開発助成採択案件

 

NO テーマ 所属 代表者 概要
1 熊本地震で被災した補強されたRC部材の光学的計測法による再劣化機構の解明 九州工業大学 合田 寛基 再劣化機構を解明するために,3D 計測,FEM 解析モデルの作成,FEM 解析,実橋梁計測の実施,解析結果と実計測結果の比較・性能評価・構造特性同定,構造物ヘルスモニタリング,設計荷重の載荷・照査によるリスク評価,デジタルデータベースの構築というフローが考えられる。そこで本研究では,RCT 橋を対象として構造特性同定への適用性を検討することを目的とした。 PDF
2 劣化したコンクリート部材の表面及び内部の実損傷状態と非破壊検査出力値の関係把握のための基礎研究 九州大学 玉井 宏樹 RC構造物を適切に維持管理していくためは,点検診断から耐荷性能評価まで一貫性を有した維持管理技術の確立が重要である。そこで,本研究では,電食法により鉄筋を腐させたRC部材に対して非破壊検査や載荷実験を施することで,①目視確認き際の劣化状態,②打音などの非破壊検査値,③耐荷性能といった三者の関係性の解明に向けた基礎検討を実施した。 PDF
3 鉄筋腐食により劣化したRC部材の動的付着特性の解明とそのモデルに関する研究 九州大学 路 馳 本研究では腐食鉄筋とコンクリート間の動的付着特性モデルを構築するこ最終目標し,その基礎研究として健全鉄筋を用いたRC供試体に対する衝撃載荷実験を行った。今回行った実験より,衝撃荷重に伴う鉄筋の歪みは,載端近いほど大きくなること,衝撃荷重下での付着応力における動的効果等の知見が得られた。 PDF
4 亜硝酸リチウムを先行剤として用いたひび割れ補修方法の開発 福岡大学 櫨原 弘貴 腐食を有するひび割れ補修における先行剤としての亜硝酸リチウムの効果を検討した。細孔模擬溶液を用いて腐食鉄筋に対する亜硝酸リチウムの防錆効果を確認した結果,腐食環境が厳しいのもの程,亜硝酸リチウムによる電位の貴下が確認された。また,模擬ひび割れを導入した供試体で,先行剤としての防錆効果を確認した結果,従来のひび割れ補修方法よりも防錆効果が高いことを確認した。 PDF
5 ステアリン酸の特性に着目した塗布型撥水材のコンクリート構造物への適用性に関する研究 三愛テック 原野 綾子 本研究では,湿潤状態のコンクリートにも適用できる新たな材料としてステアリン酸を用いた撥水材の開発を目的として,高含水率のコンクリートに対して,各種性能試験により検討を行った。その結果,ステアリン酸と脂肪酸の最適な構成割合は,20:80であることが分かった。また,湿潤状態のコンクリートに対しても撥水性を付与できることが分かった。 PDF
6 平成29年7月九州北部豪雨による地盤災害に関する調査研究 (公社)地盤工学会九州支部 安福 規之 九州地方を中心とした産・官・学のメンバーで,被害を受けた中山間地域を中心に気象特性,斜面被害,河川・ため池被害,道路・インフラ被害,災害廃棄物の形態,流域圏レジリエンス強化に関する分析するグループを組織して,継続的に現地調査等を実施し,地盤災害状況について詳細に分析した。

報告書についての問合わせ先
(公社)地盤工学会 九州支部
092-717-6033
このページの一番上へ